脳波をパスワード化

自分の考えが絵になるような近未来図

みなさんは小さいころ、自分の考えている、想像しているものが現実になったらさぞ楽しいだろうなというような妄想にふけったことはないでしょうか。
夢を見ている時も同じように、夢で見ているおもちゃが実際に手元にあったらとか、夢で見たお菓子が起きた時に実際に枕元にあったらという想像をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

私も小さいころ、夢の中で手に入れたチョコレートが目覚めたときに手元になく、本当に泣いてしまった記憶があります。

実際に考えている事が実際の行動になる、形になる、そう遠い未来ではないところまで来ているのです。

考えたことを具体化する技術

みなさんはものを考えるとき、脳の中で何が起きているのでしょうか。
脳の中では脳波と呼ばれる微弱な電流が流れているのです。
その電流の影響で人は何かを覚えることが出来たり、思い出すことが出来たり、想像することが出来るのです。

身体に障害を持っている人の介護目的として、自分の脳波によって操作出来るコンピューターなども開発されています。
そして文章を作るのにも自分が考えたことが文字となって画面に映し出されるという技術も最近は開発されているのです。

そういった観点で考えると、脳で考える事とは言いませんが、脳に発生する微弱な電流をパスワードにしてしまえという試みがあります。

脳波で認証を行う

現在社会では、自分を守るためにさまざまなパスワードに囲まれて生きています。何をするにもパスワードが必要になるのです。
しかしそれを実現化させるためにはたくさんのパスワードを管理しなくてはいけません。
同じID、パスワードを使うことでなりすましの標的にされるケースが非常に多いのです。

その為パスワードは非常に強度の高いものを利用する必要があります。
しかしながら、幾つものパスワードを覚え、個別のシステムで利用するのは至難の業と言えます。

現在、特定の写真や音楽をその人に見せたり聞かせたりすることで、非常に微弱な電流が流れます。
その非常に小さな脳波でさえも、最新の技術を利用することで、判別がするにとれるようになっています。

現状の実験ではその認証率が90パーセントを越える結果が出ており、実際に脳波というその人特有の暗号化がかけられているのですから、なりすまして悪用することも出来ない仕様になっているんです。

この脳波を使った研究はもともと医療等の分野で開発してきました。
脳波と呼ばれる小さな信号ですが、それぞれ人によってその強さや弱さ、波も変わってきます。それをもとに個人の特定をするキーにすることが出来ます。

また研究が進み、脳波を調べるのに、専用の機器が安価になってきたこともこの脳波を利用した暗号化が進んできた理由であるとも言えます。