まばたき認証

まばたき認証

まばたき人の顔をカメラで読み込み、その特徴から本人かどうかを判定する「顔認証」は現在使用されているところですが、実際の運用では問題となることも多くなっています。
中でも問題視されているのが、本人でなくともその人の写真を読み込ませてしまえば本人の顔としてカメラが認証をしてしまうということです。
その問題点が最も顕著になったのがスマートフォンによる認証システムです。
本来本人がスマホの前に顔を置くことでカメラが認証してロックが解除するというしくみであったはずのところ、あらかじめ作成しておいた別の機種に保存しておいた顔写真をかざすだけで解除がされてしまうということが判明して以来、実際に使用する人は激減してしまいました。

しかし従来のようなパスワード認証などではロックに手間がかかる上に盗み見から破られてしまう可能性もあります。
そこで新たに開発をされることになったのが、まばたきによる追加認証のシステムです。
まばたき認証では本人の顔認証をするとともに、瞬きをしたときの動きも記憶するので写真を使用した不正認証をされることがありません。

人はまばたきをするときにはまぶたの動きに合わせて黒目の位置が変化します。
この動きはなりすましができない本人固有の情報となるため、顔認証システムに加えてこのまばたき認証をしていけば、かなり確実な認証として機能することができるようになります。

システムの弱点

ただしこのシステムにも弱点があります。
おそらく勘の良い方なら気がついたかと思いますが、本人の写真のかわりに本人がまばたきをしている瞬間をとらえた動画を認証カメラの前にかざしたら解除ができてしまうのではないかという問題です。
実験をしてみたところ、スマホにおけるまばたき認証システムでは、他の機種に記録した本人のまばたき動画をかざしたところ、解除ができてしまいました。
ですので、やはり利用するときにはそれだけで完全に安全とはせず他の認証システムと組み合わせて使用をしていくことが必要になりそうです。

日本においてはあまり顔認証やまばたき認証が導入されているところは見かけないのですが、以前2009年ころに自動販売機で「成人認証」というシステムが導入されたことがありました。
このとき、タバコやお酒といった成人しか購入できない品物を購入する際に、カメラの前でまばたきをすることで成人かどうかを認証するという方法がとられました。
ただし実際にはかなり精度が悪く60歳以上の人がはねられてしまうような事例も頻発したため、現在ではほとんど利用がされていません。