虹彩認証

虹彩認証とは?

目虹彩認証とは、人の瞳の部分にあるシワのような模様(アイリス)を個人特定のための情報として使用する認証方式です。
SFもののドラマや映画などではたびたび登場する方式なのですが、実際に導入されている現場というのはそんなに多く見かけません。
しかし実際には人の虹彩部分というのは例え同じ遺伝子を持った一卵性双生児であっても異なるようになっており、人の体のパーツの中でも最も特定に適した情報であるとまで言われています。

ところでその「虹彩(アイリス)」とは一体瞳のどの部分のことを言うか知っているでしょうか?
人の黒目の部分を細く見ると、丸い部分の中央に瞳孔という中心部分とそれをとりまく周辺部分とに分かれていることに気が付きます。
中央の瞳孔は人の感情や健康状態によって大きくなる(開く)ことがあったりしますが、基本的には虹彩は形状が変化するということはありません。
虹彩部分のシワは、目の中心部にある瞳孔が開いたり閉じだりするときの筋肉の伸び縮みによって起こります。

虹彩認証の仕組み

なぜ虹彩が人によって異なるのかというと、この瞳孔の開閉による運動が偶然に作り出すためです。
例え遺伝子情報が全く同じ一卵性双生児として生まれた子供であっても、伸び縮みによってできるシワは全く偶然にできるため、2つと同じ形になるものではありません。
例えれば紙をぐしゃぐしゃに丸めたとき全く同じシワがつくことがないというのと同じような感じです。
虹彩の模様が固定されるのはだいたい2歳くらいになるまでですが、それからは生涯変化することなくそのままで機能をしていきます。

実際の現場での虹彩認証システムでは、壁掛け式のインターホン状の機器に目をかざすことで認証をします。
登録は同じ認証機器を使用して行うこともできますが、登録する人数が多い場合には別途登録専用の機器を使用することもできます。
登録情報は中央の管理PCやサーバーへ転送されて一括管理されるので、建物内に複数のカメラが設置されているとしてもどこでも同じようにデータを参照しながら認証をしていくことができます。

虹彩認証システムの優れたところは、上記に説明したように本人を確実に特定することができるということに加え、指紋などと違って非接触で認証をしていくことができるという点です。
また指紋の場合には指先を模型などで複製すればそれを使用して認証をくぐり抜けることができますが、虹彩においてはそれはまず不可能です。