クレジットカードがなくなる?

クレジットカードの存続について

カード今後生体認証による本人確認の精度が高まったら、クレジットカードの「カード」はなくなることになるかもしれません。

日立製作所の情報・通信グループでは、2007年の時点で既に指静脈認証による決済を実験しています。

実験では社内で行われる購買活動では、指静脈認証による本人確認を行い自動的に決済をするという方法がとられています。

日立システムプラザ新川崎の食堂・売店で行われた実験によれば、日立社内の社員食堂で注文をするときには、まず自分の指を指静脈認証システムにかざすようにして確認を行い、そこで出てきた画面のメニューをタッチすることで注文を行うようにしていました。

それまではクレジットカードによる決済方法がとられていましたが、その場合食堂に来てカードを取り出す手間が必要であり、面倒があったりなりすましが簡単にできてしまったりという問題点がありました。

実験では利用者からの反応も良好であり、今後は本人確認のためにこの指静脈認証を積極的にとりいれていくことを提案しています。

指静脈認証

指静脈認証による本人確認は、特に本人であることを確実に確認する必要がある金融決済によく用いられています。

現在も多くの金融機関でキャッシュカードの偽造に対応するため、カードとともに指静脈認証をとりいれているところも増えてきています。

最近ではクレジットカードをカードについている磁気を利用する場合のなりすましの問題もあり、より重層的なセキュリティの管理ができる生体認証システムが期待されているということでもあります。

 

もしこの技術が完全に世間的に認められるものになったとしたら、人はクレジットカードや現金を使用する必要がなくなり、財布を持ち歩かなくても指先をかざすだけで買い物ができるようになるということになります。

そうなってしまうとなんとなく不安があるような気がしますが、駅構内で切符を買ったりする手間が軽減したりするなど、さまざまな場面での応用が期待できます。

ですが開発から数年が経過して研究は進んでいるにもかかわらず、実際に社会的インフラとして使用される動きはまだまだ見られていません。

技術面もそうですが、やはり指先一つで買い物ができてしまうというところに不安感を感じる人が多いということなのかもしれません。

今後はどのように使用者の不安を取り除いていくかどうかが技術面以上の課題となりそうです。

発展していくであろう生体認証システムからは目がはなせません。