認証方法と種類

バイオメトリクス認証

生体認証(バイオメトリクス認証)とは、個人のもつ生物学的・行動特性にもとづいて本人を特定する方法です。
最も有名な方法といえば「指紋認証」ではないでしょうか。
そして、この指紋認証以外にも様々な方法があります。
例えば、手のひらの大きさや比率などから判定する「掌形認証」や、顔の輪郭や目鼻の大きさ配置バランスで判断をする「顔認証」などのシステムも段々と多くの場所で使われるようになってきました。
最初に説明をした通りこの認証は生物学的な特徴と、行動特性による特徴の二つの判断基準があります。ですが、現在までのところ一般でも気軽に使えるようになっているのは前者の生物学的特徴による認証方法です。

生物学的なバイオメトリクス認証の基本は身体計測です。
指紋にしても掌形にしても、その人の体に備わっている部分の長さやバランスを計測することで本人であるかの特定を行ないます。

指紋認証の方法をより詳しく説明をしていくと、まず人間の指紋には隆線とその間にある谷によって作られる紋様があります。
人の指紋の形状を大きく分類すると「弓状紋」「蹄状紋」「渦状紋」の3つがあります。ヒトすべての指にランダムに3つのうちのどれかの形状ができています。

指紋認証において用いられるアルゴリズムには「マニューシャ・マッチング方式」と「マニューシャ・リレーション方式」、さらに「パターンマッチング方式」などがあります。
マニューシャ・マッチング方式とは、指紋の形状の中の特徴的なポイントをいくつか抜き出し、そのポイントの位置関係が一致するかどうかを確認する方法です。
マニューシャ・リレーション方式とはマニューシャ・マッチング方式でのポイントチェックに合わせて隆線の本数を数えて認証を行ないます。

パターンマッチング方式

最後のパターンマッチング方式では、ポイントではなく指紋形状をパターンとして登録します。そしてそのパターンに一致するかどうかを照合します。
最も確実性が高いのは最後のパターンマッチング方式ですが、登録データが非常に大きくなってしまうので、登録人数が増えると認証に時間がかかってしまうという問題があります。

近未来の物語などでおなじみの眼球へのレーザー照射によってチェックする認証方式のことを「虹彩(こうさい)認証」といいます。
虹彩とは黒目の内側かつ瞳孔の外側にあるドーナツ状の筋肉部分のことです。
人の目は妊娠6ヶ月までには既に形成されており、そこから生後2年目までに成長をしていきます。
それ以降は亡くなるまで形状が変化することはありません。
この形状は筋肉の動きでできるシワによるものなので、DNAが同じ一卵性双生児であっても一致することはありません。