筆跡認証

筆跡認証

印鑑日本においては企業や個人が営業をしていくときには、印鑑を公的機関に登録しておくことにより発行する書類の信頼性を担保することができるようになっています。
ですがこうした印鑑をもちいた捺印による取引は世界各国を見ても日本でしか行われておらず、欧米を中心とした各国ではその代わりにサインを用いることになっています。
日本にいると署名+捺印という2つがセットになって取り扱われていることもあり、サインだけの契約にはなんとなく不安を感じたりするところですが、国際化が進んできたことにより日本国内の契約でもサインのみで通用する場面も増えてきました。
そうしたニーズにこたえるために登場してきたのが、筆跡により本人であることを認証する技術です。

サイン認証・筆跡認証とは、まず自分の筆跡で特定の文字を書いたものを登録しておくことで、必要な場面で同じように記載して本人確認ができるようにしたものです。
サイン認証では普段から書き慣れた文字を書くだけですぐに本人かどうかが確認することができるので、複雑なパスワードを覚えたり生体認証をするために情報をサーバーに残さずにすみます。
筆跡認証が生体認証と違って優れている点は、生体認証は何らかの方法によってその情報が盗まれてしまうとその変更ができませんが、筆跡はパスワードと同じく本人からの申請により変更をすることが可能だということです。
サイン認証の場合、登録するのは普通自分や企業の名称ですが、それをアルファベットにするか漢字にするかは特に決まりはないものとしています。
また、何らかの事情によりその認証で本人ではないということを知らせたいケースのときに、意図的にエラーを起こさせることも可能になります。

静的認証と動的認証

筆跡認証やサイン認証として現在行われている技術としては、静的認証と動的認証の二種類があります。
静的認証とはあらかじめ書かれた筆跡を情報として登録しておき、再び確認をしなくてはならない状況になったときその2つを重ねるようにして判定する方法です。
動的認証では、サインをするときのスピードや筆順、ペンの傾きなどそれを書くときの動作そのものを記録しておくことにより、本人であるかどうかを判定する方法となっています。
動的認証を実際に導入する場合、一般に使用されているPCに付属しているマウスパッドやタッチパネル、タブレットを使用することにより用意に導入できるという手軽さのメリットがあります。