静脈認証システムの優位性

生体認証の現状

世の中にはさまざまな生体認証システムが導入されてきました。
都会であればこれまでパスワードを入力していたような場面や、タイムカードで打刻していたようなケースも生体認証で本人確認が出来るようになってきました。

生体認証にはどのようなものがあるのでしょうか。
まず一般的に知られている指紋認証、そしてここ数年で非常にシェアを拡大している手のひら静脈認証方式、そして人の顔で本人性を認識する顔認証方式、眼球黒目のまわりにある虹彩部分で認証する方式と、さまざまな方式が存在します。

その中でも手のひら静脈認証はそのシェアを大きくしつつあります。
それまで一般的だった指紋での認証方式を2011年にはシェアを追い越し、現在は生体認証方式で最大のシェアを誇っています。

それぞれのメリット、デメリット

生体認証方式にはそれぞれのメリット、デメリットがあります。
どのようなものがあるのかを見てみましょう。

まず指紋認証について、登録することに抵抗感がそこまで無いというのがあげられます。
抵抗感という観点で見ると静脈認証、虹彩認証もそうですね。それを見ただけでその人だと認識出来るケースが低いものは抵抗感が少ない傾向があります。

しかし顔認証方式はその人の顔を登録しますので、ちょっと登録するのに抵抗があります。

指紋認証、顔認証は認証させるものの状態で認識精度に変化があります。
例えば指先を怪我して指紋が読めないというケースもあるでしょうし、冬の乾燥している時期は指紋が読み取りづらいというケースもあります。

顔認証も同じくメークをしていたり、年齢を重ねると変わってくるものなので、精度の面で問題がありますね。

直接触れる、触れないという清潔面でのデメリットもあります。指紋認証などはそういうケースもあるでしょう。

また虹彩認証方式は今の技術ではデバイスのスペースとコストがかかってしまうというデメリットがあります。
指紋認証のように安価なデバイスまで開発されていないのです。

どの認証方式がベターか

総合的に見てみると、どの認証方式を選択するのが良いのでしょうか。
場面にもよると思いますが、デバイスの清潔感、本人の特定精度、登録することへの抵抗感、デバイスのコスト感などでその優位性が変化すると言えます。

総合的に見てみると、4つの条件をクリアするのが静脈認証ではないでしょうか。
しかも本人の特定精度はこの中で一番良いと言えますし、体内組織の認証なので可変性もありません。

現在静脈認証方式は生体認証方式の中で、第5位ほどのシェアです。しかしその出荷数は年間10%ほど増加しているので、静脈認証方式がトップシェアになる日もそう遠い日ではありません。